No35・「和食処一祥庵」がニューヨークになる!? 「クニ・三上トリオ」江戸末期の蔵で演奏

「クニ・三上トリオ」スプリング2019ツアー(5月10日~6月8日予定)の初日。最初の演奏が岡部宿「一祥庵」の蔵の中で、お客様に届けられました。

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夜の帷が下り掛り静寂な刻が訪れようとしている頃、多くのおんぱく参加者の方が蔵に集ってこられます。

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蔵の中で主を待つ楽器は、既に自身の中での調律の為の軽い演奏を音も無く、先程終了した様子です。

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皆さんも一祥庵づくしの食事を蔵の中で終えて、トリオの出を待っています。

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「クニ・三上トリオ」登場、蔵内は「始まった感」充満.。

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「クニ・三上」さん(P)、「池田 聡」さん(b)、「横山和明」(ds)さん。

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クニ・三上さん、トークも楽しい。一人でのボケ・ツッコミされますが間の巧妙さでボケが特に、手品も本格的に納得させる一歩手前で止めて見せてくれるところ等、「上手いなー」と感じさせてくれました。

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それにです、演奏とはかけ離れますが、蔵内の温かみの有る暖色系の光線の中に在ってブルー系ジャケット、品を以てして一際「映えている~」存在です。日本に「来られ」ましたが「粋(いき)」です。

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日頃、ジャズに殆ど不慣れでも、「あっ…聞いたことある、確かこの曲は…」(後は出てきませんでしたが)、「何方でも」のさすがの選曲は、慣れていない耳にも「ストレートに…」入って来ました。心なしか、自分の体が揺れているのに気付き、ふと前を見ると、知り合いジャズファンの方は明らかにスイングしていました。

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楽しい時間や至極のひと時は、時間の経過、空間の色合いが普段と明らかに異なります。

クニ・三上さんは、亜米利加での普段の時空の一部を切り取って一祥庵へ(以降他の処へも)トリオとして運んできてくれました。その中で過ごした経験は、忘れられない体験として残っていくのではないでしょうか?。

ニューヨークにはそうそう行けないが、1年に1回ニューヨークに浸ることは出来ます。

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演奏に惜しみない拍手、そして演奏会実現させた一祥庵の女将「山内さん」にも拍手。(はんだ むねお)