No49・「プレミアムラウンジ 奏で」 コラボ企画「ヴァイオリンと仲良くなれる一日」

「ヴァイオリン」は、普段の生活で接することは余り多くはなく、TV画面等の音楽番組などで電波に乗ったものを見ることが多く、また魅力ある音もしかりです。
子どもから大人まで誰でも知っているお馴染みの楽器なのに、実物は案外馴染んでいないように思えます。そんな楽器の工房が、地元藤枝市にあったんです。「全然知らなかった…!」という声が聞こえてきます。
そこで、「少しでも身近に感じてほしい」と考えて行動された(と思います)工房の主・久野さんが、ヴァイオリニスト・樽井さん(ピアノ・岐部さん)とコラボし、「ヴァイオリンと仲良くなれる一日」が実現しました。

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藤枝市民会館ロビーでは、工房の展示、ワークショップのエリア(昼間)およびコンサート(夜)会場が、お客様の訪れを「満を持して」待っています。

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これからヴァイオリンに変化してゆく木材の板、木片が工具と共に作業机に展示されています。そこには、完成したばかりの「出来たてほやほや」久野製ヴァイオリンもしっかり自己主張。

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工房展示の奥側は、ワークショップです。そこできれいにできあがったミニチュア小物の例です。

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本物と同素材を利用したミニチュア小物は、きれいにかたどった型を、2度彩色し仕上げてゆきます。

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ヴァイオリン素材の1部を切り取った(どこでしょうか? → コーナーという括れの前後の突起部分)小片に塗料を塗り、ストラップを付けます。

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カラフルなストラップは、できあがったミニチュア小物に実用性と装飾性を与えてくれます。

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次は、メンテナンス工房で日常の手入れ体験です。これはヴァイオリン奏者の為の講座なので専門用語も飛び交います。

①ペグ②f 字孔③駒、等々聞きなれません。イメージでは「なんとなく、解るかな?」、最も②は、形で理解できます。

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ペグは、ヴァイオリンの糸の張と弛みを決めるピン状の糸巻き(?)なので、常に調整が必要。しかし可動部品なので、締め付け具合を確定出来ない(決まらない)ケースが出てくるようです。固定しやすくする為、また締めやすくするための添加剤なども紹介されました。

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弦(緩めるとその本数の多さに気付きます)の調整、弦の振動を箱に伝える「こま」(すこし斜めなんです)の微調整の話もされました。

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受講者の方は、やはり奏者なので理解が進んだ様です。また「藤枝に工房が有る」もこれからの有効なヴァイオリン生活のツールとなるでしょう。

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工房が終了し、ミニコンサートの前にヴァイオリンの歴史、種類等の「ヴァイオリン講座」、講師の久野さんの解説で、ホンの少し理解が進んだ感じがします。

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ヴァイオリン講座の前のリハーサル。

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お馴染みの楽曲の演奏に会場は、否が応にも盛り上がって来ました。
演奏曲一部・ガボット、「四季」春、茶摘み、夕焼け小焼け、ルパン三世等

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左側のバイオリンは「2台」、右側は「1台」です。「そう、右側は久野さんのヴァイオリンで演奏しています」。できたての「若い音(?)」が奏でられていたのかな(?)。遜色ない様に感じられます(?)。
「?」だらけですが、お客様は満足されていたと思います。

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ヴァイオリン演奏を動画で撮っている方も。あとから楽しむも良しです。(はんだ むねお)