「おー！」
「すごい！本当に浮かんだ！」
イエロー、グリーン、ホワイトのカラフルな熱気球がゆっくりと浮かび出すと、空を見上げる周囲やゴンドラの中から思わず歓声が上がります。
県内最年少パイロットの田形さんが操る熱気球は、まるで空を気持ちよさげに泳いでいるようです。
今日は、どなたでも気軽に参加できる「ふわふわ熱気球体験！」の一部始終を、普段は見ることのできない準備の様子を含めてご紹介します。
場所は、藤の瀬会館横の空き地。
安全に飛行するために、風が安定している早朝から準備は始まります。
まずは、縦20m以上もある気球に大きな扇風機で空気を送り込みます。
最初はペチャンコだった気球が徐々に膨らんでいきます。
ある程度膨らんで来たら、今度はバーナーで熱した空気を送り込みます。
ごうごうと大きな音を上げながら、燃焼するバーナー。
800℃～1300℃に熱せられた空気を慎重に内部へと送り込みます。
すると、初めは水平だった気球がだんだんと垂直に持ち上がっていきます。
ゆっくりと、確実に大きくなっていく気球はまるでふっくらとしたお餅のようです。
ゴンドラを含めて気球が完全に垂直になったら、飛行の準備は完了。
スタッフさんの誘導に従いながら安全にゴンドラに乗り込んでください。
全員の搭乗が完了したら、さらに続けてバーナーを加熱し空気を一気に気球内に送り込みます。（ゴンドラの中からはバーナーの熱気が間近に感じられます！）
すると・・・
浮かんだ！
浮かび始めた気球はゆっくりと、しかし確実に高度を上げていきます。
ある程度の高さまでいったら、そこでストップ。早朝の晴れ渡った空から見渡す藤枝の山や田畑は、何だかいつもより清々しく見えます。
飛行中はパイロットの田形さんが軽快なトークで皆を楽しませながら、気球の説明をしてくださいます。気球について知る滅多にない機会ですので、これから体験する方はぜひ田形さんに色々質問してみてくださいね。
当日の混雑状況によっては飛び入りで参加することもできますが、「ふわふわ熱気球体験」は原則事前予約制となっておりますので、参加を希望される方は藤枝おんぱくのHPから予約をお願い致します。
次回の開催予定は5/26（日）の朝6:00～8:00となっております。
早起きが少しだけ大変かもしれませんが、滅多に出来ない熱気球体験が気軽にできるチャンス！興味のある方はお誘いあわせの上ぜひご参加くださいね！（柿崎）