5月12日に開催された藤枝おんぱく2019のプログラム、No31.出世城‼田中城に秘められた パワースポットすまいるウォーキング!に行ってきました。
藤枝に住んで30余年、身近なところに住んでいても知らなかった田中城の周辺を巡るウィーキングです!
集合場所の田中城下屋敷、受付をして場内を進むと、参加者がなんと100名!市内外から多くの方が集まっているみたいです。田中城は、円形の堀が3重になっている全国でも珍しく、お城や歴史好きの方が遠くから田中城を目的に訪れることもあるとのこと。今日は、実際に堀や土塁の一部を見ることが場所をまわるので楽しみです。
ウォーキングは、参加者で4チームに分かれ、自分は4班になりました。4班は最初に田中城についてのお話を聞きます。
今から約500年前に築城された田中城の中心は、現在、小学校と中学校となっており、周辺も住宅地として開発が進んでいるため、お城の跡だとすぐに認識するのは難しく、部分的に残る史跡の跡や資料から当時の姿を想像しながらになります。
現在、史跡「田中城下屋敷」は、田中藩主・本多家の庭園であった庭園跡を史跡公園として整備されており、田中城ゆかりの本丸櫓が目を引きます。本丸櫓の中は見学ができ、田中城に関わる資料が展示されています。
田中城の模型や歴史を教えてもらい、イメージが膨らみます。そしていよいよウォーキングがスタートします。
暑すぎず寒すぎずのウォーキングには程よい気候で、全行程の5kmを巡ります。
田中城は、徳川家康が鷹狩りに来た時に立ち寄ることでも有名で、鷹狩りの際に田中城へ立ち寄った家康が、馬に乗ったところから湧き水をあたえたという「馬上の清水」があります。
田中城の周辺は、湿地帯で湧き水が豊富にあり、これらの水源が田中城特有の3重の堀を支えていたようです。
「馬上の清水」の次に、実際に見ることができる堀の土塁です。住宅地の間に、土塁の姿を見ることができます。
当時の想像図を見ながら、藤枝にこんな場所があったんだなと思い巡らせました。
続いて田中神社です。田中神社は、田中城の守護神「宇迦御魂神」と、徳川家康が、祭神として祀られています。よく見ると屋根瓦に葵の紋があります。
ウォーキングも後半。街中をテクテク歩きます。円形の堀に沿うように道ができているようで、カーブを描く道が多い気がします。
たどり着いたのは、西益津中学校近くの三之堀の跡です。実際に今でも水がはられており、土塁の一部を見ることができます。
全行程もいよいよ終わり。スタートした田中城下屋敷に戻ってきました。
今回巡ったコースの中心である田中城は、曲輪と堀が同心円状に配置された形状から、別名「亀城」と呼ばれ、後に「出世の城」とも名高く、東照大権現が守る開運出世のパワースポットもあり、上記以外で紹介した場所にも、立ち寄ってます。
皆さんも藤枝の歴史を追いながら、史跡を巡ってみてください。