毎年参加いただいている、八百屋・本陣さんのプログラム。今年はぬか漬け作りが行われました。全5回行われたプログラムは、全て満員御礼。
まずは、女将の由夏子さんからは果物の見極め方、次世代の担い手・拓実さんからは野菜の見極め方を教えてもらいます。そのお話が目からウロコの連続。やはり、八百屋さんだからこそ知りうることをいろいろと教えてもらうことができました。参加者のみなさんも、食い入るように話を聞き、質問もたくさんされていましたし、何より、本陣のお二人からは野菜に対する愛情がたっぷり感じられました。
その後、ぬか漬け作りがスタート。
今回は、ニンジン、スーヨー、キュウリ、カブ、ダイコン、ミョウガなどを漬けていきます。
ちなみに、「ぬか」にはビタミンやミネラルが含まれ、これらを栄養にして乳酸菌や酵母が「ぬか」の栄養とともに野菜に移り、野菜自体の栄養分が増加するんだそう。その「ぬか漬け」にはさまざまな植物性乳酸菌が含まれ、体の状態を良い方向に導いてくれると言われています。
今回は、本陣さんに85年続くというぬか床を使用。このぬか床をプログラムの参加人数分用意するため、女将さんが1ヶ月以上かけて少しずつ量を増やしていたそうです。
参加者同士協力しあいながら野菜をカットし、女将さんにアドバイスをもらいながら漬けていきました。ナスの漬け方にもコツがあるのだそうです。
最後には由夏子さんが漬けた漬物を試食。ほどよい酸味で、旨味が口いっぱいに広がる、おいしいぬか漬けでした。
今回受け取ったぬか床を参加者さんのみなさんが持ち帰って、これから大事に育てていきます。「愛情のかければどんどんおいしくなる」と由夏子さん。それぞれどんなぬか床になっていくのか楽しみですね。
最後は「本陣と言えば！」ということで、参加者みなさんで野菜をかぶって集合写真を撮影しました。（やまだともこ）
