No53・土を固める 竹を編む 蓮華寺池公園のほとりでみんなでオープンガーデン創り

蓮華寺池公園の畔に6月オープンの「ASUHA」(「藤枝おんぱく」主催のSACLABOテナント)に入店する際のスロープを支える土止め(土の壁)を版築技法で創り、足元を照らすことが出来る足元灯りを竹の枝折技法で創ります。

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パートナーの伊久美造園さんが、作業開始前にTABでチェック中です。建物の右下に有るスロープを版築技法で土止めします。版築土塀と建物に板をはめ込んで(?)スロープを完成させます。

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最初の作業は、トラックに横たわっている植木を予定の位置に。楓の木は、今後しっかり定着するでしょう。

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植樹後、予め製作済みの土塀の型枠へ、セメントなどを配合した土を投入します。土は、心なしか水で濡らしてあります。投入後直ぐ上から叩いて固めます、「土の投入、叩いて固める」の繰り返しです。
「注意事項あります…。型枠の右側はスロープに、斜めラインが記されています、大丈夫解っています」

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参加者の皆さん、懸命に土を叩き固めます。

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少し離れてみると、こんな感じで作業しています。早くも板に付いた姿が頼もしいです。

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スロープを含み予定の高さまで土を投入して固めて、予定の工程は終了です。この後約1日で、土はしっかりとした強度に加え風情を併せ持つ「版築土塀」になります。

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昼食後は、パートナー小柳津造園さんの手ほどきで、竹を編み込んで足元灯りを作成します。

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最低の本数で作られた「球体のベース」に、「竹ひご」を次から次へと追加して更に密にしてゆきます。お互いを押さえ有っている竹ひごは、「その反発力が、より強く形が良い球体を成立させる」だろうなと考えている間も参加者の方は、無心(?)の竹の枝折り作業を続けています。

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球体が出来上がったならば、電球を中に入れて完成です。その雰囲気は、大旅籠いや小旅籠(?)に置けます。

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次に「球体のベース」作りに挑戦しました。
これは、結構な「意気」と「力」を要しました。でも球体になり掛ってくると「嬉しい…」。

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自分で創った作品を手にプログラムの終礼。この時点の「版築土塀(土止め)」です。

後日、枠の取れた「土止め」を確認出来ました

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スロープも綺麗に出来ています。歩行者や車椅子等が通るところは頑丈そうな板張りです。

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側に寄って見ると、こんな具合です、肌理(きめ)が、良い味で出ていると感じました。(はんだ むねお)