蓮華寺池公園の畔に6月オープンの「ASUHA」(「藤枝おんぱく」主催のSACLABOテナント)に入店する際のスロープを支える土止め(土の壁)を版築技法で創り、足元を照らすことが出来る足元灯りを竹の枝折技法で創ります。
パートナーの伊久美造園さんが、作業開始前にTABでチェック中です。建物の右下に有るスロープを版築技法で土止めします。版築土塀と建物に板をはめ込んで(?)スロープを完成させます。
最初の作業は、トラックに横たわっている植木を予定の位置に。楓の木は、今後しっかり定着するでしょう。
植樹後、予め製作済みの土塀の型枠へ、セメントなどを配合した土を投入します。土は、心なしか水で濡らしてあります。投入後直ぐ上から叩いて固めます、「土の投入、叩いて固める」の繰り返しです。
「注意事項あります…。型枠の右側はスロープに、斜めラインが記されています、大丈夫解っています」
参加者の皆さん、懸命に土を叩き固めます。
少し離れてみると、こんな感じで作業しています。早くも板に付いた姿が頼もしいです。
スロープを含み予定の高さまで土を投入して固めて、予定の工程は終了です。この後約1日で、土はしっかりとした強度に加え風情を併せ持つ「版築土塀」になります。
昼食後は、パートナー小柳津造園さんの手ほどきで、竹を編み込んで足元灯りを作成します。
最低の本数で作られた「球体のベース」に、「竹ひご」を次から次へと追加して更に密にしてゆきます。お互いを押さえ有っている竹ひごは、「その反発力が、より強く形が良い球体を成立させる」だろうなと考えている間も参加者の方は、無心(?)の竹の枝折り作業を続けています。
球体が出来上がったならば、電球を中に入れて完成です。その雰囲気は、大旅籠いや小旅籠(?)に置けます。
次に「球体のベース」作りに挑戦しました。
これは、結構な「意気」と「力」を要しました。でも球体になり掛ってくると「嬉しい…」。
自分で創った作品を手にプログラムの終礼。この時点の「版築土塀(土止め)」です。
後日、枠の取れた「土止め」を確認出来ました。
スロープも綺麗に出来ています。歩行者や車椅子等が通るところは頑丈そうな板張りです。
側に寄って見ると、こんな具合です、肌理(きめ)が、良い味で出ていると感じました。(はんだ むねお)